ゆるバイクゆるライフ

アラフォー女がバイクを愛でるブログです。バイクに関係あったりなかったり、書きたいことを気まぐれに記しています。愛車は07'CBR600RR(PC40)と21'S1000RR(K67)です。

Harley-Davidsonというバイク

canaseです。

 

 

 

新年早々、出勤日初日。

 

 

朝はとても寒く芯から冷えてガタガタ。

 

 

数日前にハーレーに乗ってから筋肉痛だった背中がなんだかピキピキ。

 

 

歳をとると血行も悪くなるし、筋肉痛の治りも遅いものですが。

 

 

 

 

数時間後には明確に関節痛と悪寒だと気づきました。

 

 

 

会社にある体温計では特に熱が出ていなかったのですが、神経質になる時期ですし、何かあっては同僚に申し訳ないので、大事を取って早退しました。

 

 

 

夜には案の定、久々の高熱。

 

 

 

味覚はあるし喉も痛くないからインフルエンザかなぁと思い、翌日発熱外来に行ったところ。

 

 

 

 

見事にコロナでした。

 

 

 

 

コロナなんかに負けないと思ってたのに、、、

 

 

 

 

悔しいっっ!!!

 

 

 

 

もう熱も体調不良も落ち着きましたが、7日間の自宅療養を指示されてますので会社には行けず。

 

 

 

会社も在宅勤務は認めない、休めと言うので、暇すぎる。

 

 

 

高齢の両親も同居しているので部屋からも出れず、猫と遊ぶ以外やる事がないわけです。

 

 

 

 

何という苦行!!

 

 

 

 

という事で、今回は珍しくハーレーの修理でも記事にしてみようと思います。

 

 

 

 

 

これ別に私のバイクじゃないし忘備録書いておく意味すらないのですがw

 

 

 

あまりにもThe故障探求(しかも私の大嫌いな電装)なので、私の苦悩を記して、私頑張ったでしょ?ねぇ頑張ったよね?アピールをさせていただく事にしました。

 

 

 

暇つぶしです。

 

 

 

 

さてさて。

 

 

 

今回修理する車両は2001?2003?年式のSPORTSTAR XL1200C。

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実は過去にも我が家に何度か入庫、預かり入れていたバイクですが、私のバイクじゃないので基本作業を記事にはしてきませんでしたが。

 

 

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ハーレーともなると、修理云々の前にぶち当たる壁があります。

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

インチ工具が必要なのです。

 

 

 

 

国産ディーラー出身かつ、バイクも車も米国のものなど所有したこともないので持ってるわけないんですよ。

 

 

 

しかし。

 

 

 

 

心配無用。

 

 

 

 

基本このハーレーは、なぜか工具とセットでいつも我が家にやってきます。

 

 

 

摩訶不思議ですねー(°▽°)

 

 

 

 

今回は、エッセンとロクダボのタイヤ交換が全然進まなくて、乗るバイクがないけどバイクに乗りたい症候群を発症していた私のために、友人が好意で貸してくれた事が入庫のきっかけになりました。

 

 

 

事件が発生したのは車両を借りに行って、家に帰るための移動中です。

 

 

 

 

あれ?

 

 

メーターのランプが消えて60km/hで針が止まっている。

 

 

おや?

 

 

ウィンカー出てなくないですかね。

 

 

 

 

むむっ?

 

 

 

 

とりあえず走る事ができるので、家に乗って帰りましたところ。

 


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なんと、ヒューズが切れています。

 

 

 

なんで?

 

 

 

とりあえずスペアに交換してエンジンかけても大丈夫だったので、翌日はそのまま走りに行こうと走り出しました。

 

 

 

 

家から出てすぐのガソリンスタンドでTRIPメーターをリセットをしたので、そこまでは確実にメーターも動いていましたが、、、

 

 

 

いつの間にかまたメーターが60km/hで止まっていました。

 

 

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また切れてるなぁ、、、

 

 

 

その日はとりあえずバイクに乗るのを諦め、家に帰って配線図と睨めっこです。

 


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このバイク15Aのヒューズ4つ並んでるんですけどね。

 

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右から

【イグニッション】

【計器類】

【ライト】

【アクセサリー】

らしいんですけど、このアクセサリーのヒューズが切れるとですね、

 

メーター電源、ホーン、ウィンカー、ブレーキランプが死にます。

 

 

なぜかテールランプ、インジケーター類は死にません。

 

 

 

意味わからん。

 

 

 

とどのつまり、追突や右直事故防止のためのウィンカーやブレーキランプが作動しないという事で。

 

 

 

公道は絶対に走りたくない仕様になりました。(保安基準不適合)

 

 

 

 

 

そんなわけで故障探求が始まったんですけど、まずは切り離し方式で怪しいところを特定します。

 

 

 

エンジンかけてもヒューズは切れないので、ヒューズが切れるきっかけになる作動があるはず。

 

 

 

各装置の作動チェックの結果、判明したのが

 

 

「右ウィンカースイッチ押すとヒューズが飛ぶ」

 

 

でした。

 

 

 

右ウィンカー点灯の流れを配線で追ってみます。

 

 

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青いライン、ヒューズから右ウィンカースイッチまではエンジンかけても切れないので問題はない事になるため、その先のどこかに原因がある事になります。

 

 

 

1番最初に疑ったのはフロントウィンカー。

 

 

 

社外に変えてるし、配線処理私がやってるからという自分を信じないスタイルで絶対ここだろうなと確信。

 

 

ところがパッと見ても配線潰れ等はなく、左右の配線を入れ替え(左ウィンカースイッチONで右ウィンカーが点灯するようにし)て、左ウィンカースイッチONにしてもヒューズが切れません。

 

 

右ウィンカー本体に問題があれば、配線を入れ替えて左ウィンカースイッチONで同じ症状が出るはず。

 

という事はウィンカー本体(紫ライン)は問題ないという事になります。

 

 

 

じゃあ次は右リヤかなと思い、リアの灯火類のカプラを切り離します。

 

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再度右ウィンカースイッチONにすると。

 

 

 

切れない!!!

 

 

 

今度は外したカプラを元に戻して右リアウィンカーのカプラを切り離し。

 

 

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右ウィンカースイッチをONにしても切れない!!

 

 

 

という事は切り離した右リヤウィンカーの配線、黄緑色のラインのどこかショートしてるのだ!と原因確定できたと思ってウキウキ。

 

 

 

右リアウィンカーのラインとウィンカー本体を早速調べてみたのですが、全然原因が見当たらない。

 

 

それどころか配線引っかけちゃって、ウィンカーボディのプラス配線が切れるという悲しみ。

 

 

とりあえずハンダ修理。


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そうこうしてたらですね、切り離したカプラを元に戻してもヒューズが切れなくなっちゃいました。

 

 

 

 

なんで/(^o^)\

 

 

 

本当に意味がわからなくて困惑するも、この半田付けして直したところでアース側との接触があったのかな、くらいの原因しか思い付かず。

 

 

まぁ、直っちゃったから仕方ないですよね。

 

 

ちょっと試しに走ろかなと、エンジンかけて暖気、さあ走りだそうってタイミングで最終確認のため右ウィンカースイッチON。

 

 

 

またヒューズが飛ぶっていう。



 

 

もう一度リア側灯火類のコネクタ切り離してウィンカースイッチON。

 

 

 

飛んだ、、、

 

 

 

もうリアが原因ですらない悲しさに襲われ、途方に暮れます。

 

 

 

 

そしてフロントウィンカーとリア灯火類を切り離し、前後点灯しないようにしても切れるようになりました。

 

 

 

 

 

ふふふ。

 

 

 

 

泣きたい。

 

 

 

 

ただこれにより、「一瞬何かのきっかけでショートしなくなっていた箇所があり、エンジン始動による振動で再度ショートするようになった。」という仮定が生まれました。

 

 

 

そして前後切り離しても切れるようになったわけで、ウィンカースイッチ出口から先、ウィンカー本体までの間のどこかで、ウィンカースイッチONで通電したら逝かれる箇所があるという事だろう。

 

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この配線図で言うとオレンジとピンクのラインのどこかですね。

 

 

 

そこで疑うべきはウィンカーモジュールであります。

 

 

 

ハーレーのウィンカーモジュールは一般的にはウィンカーリレーと同じような機能があるんですが、ウィンカーのオートキャンセル機能がついています。

 

かなり昔(多分90年代くらい)からついていて、多分車体の傾きやら車速なんかで一定時間でウィンカーを勝手に消してくれる機能なんですけどね。

 

 

このモジュールが壊れるって情報多数。

 

 

しかももう廃版になっているので純正品は中古以外入手不可。

 

 

代替え品はアフターパーツで出ているんですけど高い、、、

 

 

これが原因かもしれないなぁ、という事でモジュールのカプラを切り離します。

 

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再度右ウィンカースイッチONにすると。

 

 

 

 

パチッ。

 

 

 

 

 

切れるやないかーい!!

 

 

 

 

こうなるとかなり絞られてきます。

 

 

 

 

 

ウィンカースイッチ出力側からウィンカーモジュールまでのオレンジのライン内で短絡が起きている可能性が高い!

 

 

そこで。

 

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この赤く印したカプラを切り離して、スイッチ側の配線とモジュール側の配線の抵抗を測ります。

 

 

 

 

 

すると。

 

 

 

両方0Ωである。

 

 

 

 

 

怒りに近い悲しみ。

 

 

 

 

 

 

じゃあ何だよと半分諦めかけたその時。

 

 

 

何やら配線の補修跡らしきビニールテープを巻かれた箇所を発見。

 

 

ビニールテープを外してみると。

 

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もろに配線が剥き出しでガッツリ結線されている。

 

 

ちょうどこの青いライン。

 

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外したカプラを付けて再度ウィンカースイッチONにしたらですね。

 

 

 

ヒューズが飛ばない!!!

 

 

 

今この状況ではショートしていないという事。

 

 

 

実はカプラの切り離しのために外していましたが、元々この鉄製メッキカバーが付いていたんです。

 

 

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そしてちょうどカバーが補修跡に当たる位置なんですね。

 

 

 

 

 

お前かぁぁぁっ!!!

 

 

 

 

 

おそらく振動で擦れまくったビニールテープに穴が開き、剥き出しになった配線が鉄製カバーに接触、ショートするようになったのでしょう。

 

 

 

ちゃんと補修跡に絶縁チューブ付けようと思いましたが、思いの外しっかり結線されていて外すのが難しいし、配線が短くなるので切りたくないわけですねぇ。

 

 

 

とりあえず擦れても大丈夫なように強固にテープを巻きつけ補修した後、お試し走行してきましたがバッチリ絶縁できているようで、ヒューズも飛ばなくなりました。

 

 

 

 

 

あー、、、疲れた/(^o^)\

 

 

 

 

 

飛ばしたヒューズは数知れず。

 

 

 

 

絶望に絶望を重ね、最後に直ったと確信した瞬間は整備士冥利に尽きます。

 

 

 

こういった単純なバイクだと、昔ながらの配線追いかければ何とかなる戦法が通じるからいいですよね。

 

 

エッセンとかだったら100%諦めますもん。

 

 

 

何にせよこれでハーレーも元気に走れるようになったのでめでたしめでたし。

 

 

 

せっかく直ったのですが、しばらくは我が家に居候するらしいので、たまには乗ってあげようかなと思うのですが、、、

 

 

 

長距離⇨なんか突然停まりそうで怖い(以前出先でエンジン掛からなくなったのを知ってる)

ちょっとそこまで⇨車体もクラッチも激重で街乗りしたくない

冬シーズン⇨SSの暖かさに甘えたい

 

 

 

という事で乗る機会はあるかわかりません。

 

 

 

 

たまにはエンジンかけて充電するくらいはしてあげたいと思います。

 

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ではでは。

 

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