ゆるバイクゆるライフ

アラフォー女がバイクを愛でるブログです。バイクに関係あったりなかったり、書きたいことを気まぐれに記しています。愛車は07'CBR600RR(PC40)と21'S1000RR(K67)です。

エンジンが止まったぞい。

あまりに梅雨がThe・梅雨みたいな梅雨になっちゃって、見事にバイクに2か月乗らなかったから特に書くこともやることもなく過ぎた日々。そんな中梅雨明けとともに久々のツーリングなんてわっほーい!!ってなっちゃうよね。

 

わっほーいってなってからの悲劇ってあるあるだよね。

 

こんにちは、エブリバディ。

 

若かりし頃はネタ製造マシンとも言われたけど大人になってネタ作らなくなったBBAです。

 

この暑さで恐らく発電or充電系統がやられました。

トータルで6、7年くらいはバイクに乗ってますが、正常に走れててストールするなんてほんと初めてなんじゃないかなー、、、

調子悪い、止まりそうからのストールは何度かあるけども。

 

経緯を以下に綴っておきます。

写真もほぼないし整備もしてないので特に見応えのないただの日記(一連の流れと感想)を連連と書くため、そのつもりで読まれる方は読んでください。

 

 

8月4日

ツーリングで日光へ。

雨で2か月ほど放置していたCBRを始動。数か月前に交換したバッテリーのおかげでセルは元気よく回りなんの不安もなく出発、現地までおよそ1時間40分高速道路をひた走って充電もある程度できているであろう状況。

この日は日光から群馬県境辺りまで走り、途中休憩等で何度かセルを回すタイミングはありましたがセルの回りが鈍った時はありませんでした。

 

8月5日

群馬界隈を4、5時間ほどのツーリング。

水分補給のために休憩は多めでしたが、連続走行時間は十分。この日もセルは快調。むしろ人間の方が疲れちゃってね。暑さとヘルメットの締め付けによる頭痛すぎ問題でもう寝っ転がりたい気持ちで走行してました。

 

16時ごろ群馬を出発し帰路につきます。関越道にて都内を目指していましたが渋滞のため高坂SAにて水分補給を行い、10分程で出発。

ここで初めて前兆と呼べるハッキリとした症状が出ました。セルの回りが悪く、とりあえずはかかったといった感じでした。

「これは暑さでやられたかなー、、、まぁあとは高速走行ばかりだし一度もエンジンを切るタイミングはない予定だからこのまま家まで走って、帰ってから考えよう」

といういつもの何とかなるなる対応。

慎重な人ならこの時点でガソリンスタンドに寄って電圧計ってみたり予備バッテリーあれば買ったりちょっと充電してみたりするんだろうけど、、、まぁしませんよね。

 

この後高速道路上ではなんの問題もなく、無事に練馬ICまで到着し、あとはひたすら下道を走るだけのはずでしたが、同行者と別れて一つ目の赤信号で停車する際に異変。

メーターの表示がすべて消え失火状態。

かろうじて回転数を上げることでストールは避けられたのでこれは渋滞中の環八なんて厄介だから首都高か外環かとにかく回転数をキープできる経路で帰ろうかなーと考えながら、ストールしかけた信号をやり過ごした直後です。

渋滞中のアンダーパス入口の下り坂で回転数がキープできなくなったほんの一瞬でしたが、、、

完全に沈黙しました。

渋滞中だったので車の隙を縫って路肩とも呼べませんが、左端に一旦停止しまず落ち着こうと考えます、、、が!ハザードもつかないので後方に危険も知らせられませんし発煙筒なんてもちろん持ってないわけです。

 

「ココニイテハ危ナイ」

 

とりあえず右横50㎝をゆっくり通行していく車が怖すぎて早く待避所に行かねば!と進んだのですが100mほど進んだあたりで非常電話の表示はあれど待避所が全く見当たらない、、、

このまま進んで待避所があるかわからず横を走る車には白い目で見られるし、とにかく何よりももう暑い!!!!灼熱のトンネルで長袖のコンプレッションシャツの上に革ジャンですよ暑くないわけないだろ!!!

諦めて停車後、高いところにある避難用の通路に移動。渋滞中でゆっくり走ってるのでトンネル内の暗さでも人が立ってるのがよくわかるからドライバーも注意して走ってくれることを期待して、、、

 

 

さて。

 

 

どうする。

 

 

ここがトンネル内でなければ、、、若しくは待避所にたどり着いていれば策を練りながら対処もできたのだが事は一刻を争う。私のSC57が老人の踏み間違い事故の犠牲者となる可能性だってあるわけだ。

とにかくあれだな、レッカーだな。レッカー呼ぼう。保険会社に連絡しレッカーの手配をしてもらっていると突然トンネル内に聞き覚えのないアナウンスが流れだした。

「トンネル内に故障車があります。速度を落とし気を付けて走行してください。」

こちとら保険会社と電話中。ありがたいんだか迷惑なんだかよくわからないひたすら無感情な女性の大音量アナウンスの繰り返しである。どうやら管制室で私の存在が確認されたようで、アナウンスが流れだしてから少しすると誘導灯を持った保全公社のおじさん2人がやってきてバイクの後方で速度を落とすよう車に指示を出してくれていた。

「警察には電話した?一応事故が起きると危険だから警察に電話して!」

めんどくせぇな、おい。

とりあえず警察に電話してきてもらう事にはしたがいかんせん渋滞中なもんでレッカーも警察も到着には時間がかかる。公社のおじさんは管制室と連絡をとっていたが内容を聞いてみるとこうだ。

「待避所は難しいですねー、所有者の方女性なんですよ。さすがにここから100m以上はあるんで無理ですね。なのでこの場で警察到着まで誘導します」

待避所あるのかよ。

おじさんに「待避所まで持っていけるから後方車処理よろ!」と伝えひたすらバイクを押す。ていうかおっさん二人いるんだからせめて軽く押すくらいの手伝いしてくれても良くね?とか考えながらひたすら待避所を目指した。

 

あれだ、最近ダイエットを兼ねた筋トレで体を絞ろうとしている私に神が課した修行なのだ、きっとそうだ。そうに違いない。そうとでも思わなければやってられん。


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ここで保全公社のおじさん二人は「待避所にいれば安全だと思うので我々撤退しますけどいいですか?」と私に了解を求めてきた。

おじさんたちも長袖作業服でこんな暑くて排ガスまみれな閉鎖空間なんて一刻も早く抜け出して、冷房ガンガンの管制室なりに戻りたいのだろう。

疲弊した女性をこの空間に置き去りにすることなどなんの後ろめたさもないのは当然だ。私があと20歳若ければきっとおじさんたちもこの場に留まり、励まし、もしかしたらこの暑さの中飲み物の差し入れなんかもしてくれたかもしれない。私にだって若い女性/女子を売りにできていた時代もあったが、私はもう若くはない。正真正銘のBBAである。

仕方あるまい、、、

全ては私がBBAであるが故の対応なのだ、甘んじてその対応を受け入れようではないか。

「大丈夫ですよ、警察もレッカーももう呼んでるのでここで待ちます(^^)」

足早に去っていったおじさんたち。ありがとう、あなたたちのおかげで私は轢かれずに済んだ。その誘導灯の有難さたるや、、、

 

 

さて。

 

 

どうする。

 

 

保険会社からはレッカーの手配ができ次第SMSで到着予定時刻等送りますと言われてから連絡はない。が、待つ以外の方法もない。とにかくのどが渇いた。

待ちながらパーツリスト見て純正部品品番を調べたり暇を潰していると、赤色灯がトンネル壁面に反射しているのが見えた。警察の方々の御成りである。



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「大丈夫ですかー?」

電話した時点では待避所が近くにあることもわからず路肩とも呼べない場所で縮こまっている旨伝えたが、到着してみれば待避所に避難出来ているので拍子抜けだったのだろう。とりあえずは型通りの免許確認と状況確認。済んでしまえば公社のおじさんたちと同じだ。走行車の誘導も不要、所有者ケガ等なし、レッカーも手配済みとなるといくら国民の味方であろう公務員だとしてもだ、暑いもんは暑いしやることもないから撤退である。

 

やはり私の年齢が・・・(以下略)。

 

しかしここで私を元気づけてくれたのは、警察が去るのと同時に待避所に入ってきた先程関越出口まで一緒に走っていた友人である。

実はこの待避所にバイクを運び込む前にも一度駆けつけてくれていたのだが、場所が場所なだけあって危険だしレッカーも警察も呼んだから大丈夫なので帰るよう伝えたはずが、どうにか早くあの場所から動かせないかと近くのバイクショップで相談してくれていたのだ。ありがたや。

このタイミングで「レッカー手配が完了し1時間以内に到着予定」とSMSで通知が届いたので、バイクを置いて一旦外に出てレッカーが来るころにまた戻って来ようと友人が提案してくれ、友人の後ろに乗せてもらい久々の地上へ、、、

 

 

生き返った。

 

 

いつの間にか陽もある程度落ちてきて風が心地いい時間帯になっていた。

サクッと帰れていればもう今頃洗車を終えて風呂に入ってさっぱりしていたころだろう。

友人も風呂上がりのビールを楽しみにしていたであろうに、、、

この後30分程でレッカーは到着し、最後の積み込みまで友人は付き合ってくれた。本当にありがたい。友人は「洗車はフクピカ派」なので今度フクピカでも献上しようかと思う。



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自宅が無償レッカーサービス50km圏内なので自宅まで運んでもらうことにし、遅くなったが無事バイクと共に帰宅する事が出来た。

家に帰ってキーをONにするとメーターが全部表示され一瞬だけセルも回った。すぐに全部消えたけど。

とりあえずはバッテリーは最近替えたばかりなので充電で対応し、週末に緊急オペでもしようかと思う。

 

せっかく梅雨が明けてバイクに乗れるようになったわけだし、ちゃちゃっと直して元気に復活したいものです。

 

 

ジャンプスターター買おう、、、

 

 

次回は恐らく緊急オペの作業風景になるでしょう。

 

では。