ゆるバイクゆるライフ

アラフォー女がバイクを愛でるブログです。バイクに関係あったりなかったり、書きたいことを気まぐれに記しています。愛車は07'CBR600RR(PC40)と21'S1000RR(K67)です。

レギュレーター交換オペレーション

夏は嫌いです。

 

ガンガンに冷やされた建物や乗り物から外に出る瞬間、オフィスや飲食店での直風の冷房、ただ座っているだけで吹き出す汗、日傘をささなきゃいけない煩わしさ、日焼け止めのペッタリ感、汗臭くて死にそうな満員電車、そしていきなりのエンスト、、、

 

いいことなくないですか?

 

こんにちわ、夏休み1日目は部屋の模様替えして気分転換なワタクシです。

 

先日のストール事件にて故障したと思われる箇所のオペを決行いたしましたのでご連絡です。

止まった日にはなんの疑いもなく部品を頼み一昨日夕方に届きました。あと今まで持ってなかった充電器もこの際Amazonで購入しました。

 

 

まずは完全にカラッ欠な状態からセルが回る程度にバッテリーを充電。


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充電器めっちゃ便利ーー!!!

今まではバッテリー上がりの時はいつも車から繋いで走行充電しかしたことないのでこんなに手軽に充電できるならさっさと買えばよかったわ、、、

 

さて、充電してる間にちゃちゃっと部品を変えちゃいます!

 

今回交換するのはレギュレーターです。


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もうレギュレーターが悪いのかちゃんと故障診断する事もなくオーダーしましたw

 

レギュレーターはジェネレーターで発電した電気を直流に変換し安定した電力をバッテリーへ送るための大事な電装パーツですが、この型のバイクに限らず熱で逝ってしまう話はよく聞きます。

レギュレーターが壊れちゃうとバッテリーへの充電のみならず、安定して12V(正確にはもうちょい高めですが)の電力供給自体ができなくなるので、走行中に壊れてしまいますとバッテリーに貯めてある電力を走行のために使い切り、バッテリー上がりでエンジン停止します。

先日のストールは止まった瞬間に間違いなく充電または発電トラブルだとわかったのですが、問題はレギュレーターが壊れたのかジェネレーターが壊れたのかをその時点では識別できないということ。

一刻も早く治すために、可能性として高いレギュレーターを即オーダーということにしました。

見切り発車ですねっ!

これでジェネレーターだったら泣きたいですけどねっっっ!!!

 

さて、早速ですがSC57は左のサイドカウル外すとレギュレーターお目見えです。


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こんなエンジンの真横で熱のこもる場所についてんですよ。

そらねぇ、熱でやられますよ。

どうしてここにつけようと思ったのか開発者に伺いたい、なんとしても伺いたい。

 

とりあえず本体を留めているボルト2本をまず外し、その後ろにあるレギュレーターステーのこれまたボルト2本外します。

そしてボコッと大きなコネクタ2つを抜いて車体から外します。

 


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あれ、、、

 

違う、なんか違う、明らかに違う、、、

 

 

 

恐らくこれは対策品として後々改良された物なのでしょう。

 

車体から外した方は多角形で面積が小さく、裏にアルミプレートがビス留めされており、配線も長いです。

 

一方新しい方は長方形で面積が広がりフィンの表面積が拡大され、裏のプレートはなく、配線が一箇所にまとめられて長さも短くなっています。

 

不要ですが勝手な推察

◆形の変更・・・ベースの形を大きくすると同時にフィンの表面積を増やす事で冷却効率を高めている。

⇒熱対策だろう

◆裏側プレートの撤去・・・このプレートがあることでエンジン側の放熱性を下げてしまっていたので潔く取っ払った。

⇒熱対策だろう

◆配線の長さ変更・・・長い配線だとぐるっと回り込むように取り回す必要があり通気性が悪いため短くした。

⇒熱対策だろう

 

 

物の見事にすべてが熱対策である。(あくまで推測です、特に3番目)

 

 

まぁ対策品が出ているということはそれなりにレギュレーターの故障が多かったということでしょう。

ちなみにSC57は「ジェネレーター熱でやられちゃうから対策品と交換しますよ」っていうサービスキャンペーンが出ている。(対象は平成16年4月7日~平成18年1月16日製造車両のみなので私のバイクは対象外=製造時に対策品装着)

 

どれだけ熱に弱いんだ。

本田宗一郎の熱い想いを引き継いでるんじゃないのか。

 

まぁ、、、対策されているという事は少しは信用していいのだろう。

対策品の方は線の長さが大きく変わっているため、今まで通りのぐるっと取り廻して取り付けができないので必然的に取付向きが変わってくる。

従来品は配線出口がフロント側だったのに対し、対策品はリヤ側となるのだ。

 


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これによるメリットは「風通しが良い」です。

いや、もちろん勝手な推測なんだけど見た感じ涼しそうやん。風通るわぁって感じやん。

 

とりあえず仮取付して、ちょろっと充電しておいたバッテリーを繋いで始動確認をします。

メーター、ライト、セルは絶好調。

何の問題もなくエンジンがかかり、そのままアイドリングでしばらく放置してもOK。

 

念の為電圧も測っては見たのだが正直納得のいく、というか「よし、ばっちりー!」みたいな数値ではない。

というのも元々ついていたレギュレーターと対策品両方で電圧を測ったのだがたいして変わらないんですよ。

レギュレーター壊れてたらエンジン回転数を上げれば電圧が上がって、15V以上になったりしちゃうんですけどねー、、、どうも上がらない。

あまり高回転で回してないのでもしかしたらもっと回したら付いてた奴はびっくりするほど高くなって新しい奴はちゃんと15V以内におさまるのかもしれませんが、、、

しかも何にせよ電圧が13Vに満たない。

 

これはまさか、、、

 

発電してなくてただバッテリー電圧を拾ってるだけなのか、、、

 

一応ジェネレーターの抵抗点検、電圧点検はしたけどサービスマニュアルがあるわけではないので正常値というものはわからないんですよね。一応3相全部発電はしていて数値もある程度似通ってるのでステーターコイルの断線とかショートではなさそうなのですが。

 

 

んー、、、

 

 

わからん!!!

 

 

 

とりあえず走行中の電圧確認ができるよう電圧計をポチリ。

 

あとついでになんかあったとき用にジャンプスターターもポチリ。

 

そんでもって以前からの悩みである空気圧モニターと取り付ける電圧計の設置用にお試しでステーもポチリ。

散財しまくりですよ。

 

一旦はこれ以上の事ができないのでオペ終了と相成りました。

頼むからこれで治っててくれ、もう本当に治ってくださいませ。

 

一度空っぽになってしまったバッテリーをとりあえず一晩かけて充電、明日には電圧計が届くはずなので

 

次回は電圧計取付をお送りできるかと思います。

 

ではまた。